竜の姿をみた少女


    竜の姿をみた少女4


三郎は、地の国で十年近く暮らしました。
地の国の生活は、夢のような生活でしたが、
三郎は愛する妻のことを忘れることができ
ませんでした。
三郎は、神様の許しをもらい、千日かけて、
やっとの思いで村にもどってきました。
しかし、三郎は、なぜか竜になっていたの
です。
こんなお話でした。



「とうちゃん。三郎は、なぜ竜になってし
まったの」
「なぜだろうね。三郎は、長い間地の国で
暮らしていたからだとか、鹿のきもで作っ
たもちを千枚も食べたからだとか、いろい
ろいわれているが、ほんとうの理由はわか
らないね」



「とうちゃん。竜って、どんな姿をしてい
るの」
「さあ、どんな姿をしているのだろうね。
大きな角があるとか、たくさんのうろこが
ついているとか、美しい玉を持っていると
かいわれているが、とうちゃんにもわから
ない。今夜、竜の絵をみせてあげよう」
おとうさんは、絵でみた竜の話をしてくれ
ました。


                   つづく

 

童話「竜の姿をみた少女」は、童話「竜神
になった三郎」の続編。

みほようこの二冊目の童話集「竜神になっ
た三郎」に収録されています。



    童話「竜神になった三郎」


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