2009-01-03 平成の歌13 母の短歌 一面のなづなの花を鋤き込みて 忽ち田の面の色変はりたり 病み後のろれつの悪しきを嘆きつつも 従兄弟は歌会でひたすらなりき 在りし日に夫の作りし玉しのぶ 赤き芽吹きの日に透きて見ゆ 春嵐過ぎし朝の裏庭に 散りばふ柿の若葉掃き寄す