竜神になった三郎3
秋になると、三人は、山へ栗やき
のこなどをとりに行きます。
「でけえ栗が落ちているぞー。
三郎、こっちへきて拾えや」
次郎が、大声で三郎をよんでいます。
「おっ、あけびだ。じゅくしていて
うめえぞー」
太郎は、するすると木にのぼり、三
郎にあけびをとってくれます。
そして食べ方を教えてくれました。
「三郎ー、でけえまつたけをみつけ
たぞー。早くこっちへこーい」
太郎と次郎は、山の幸をとることが、
とても上手でした。
三郎も兄たちに教えてもらい、山の
幸をとることが、楽しみになりました。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20091208#p1
初めて読んでくださったかたへ
竜神になった三郎1
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20091207#p1
童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神
になった三郎」に収録されています。
2004年4月、信州の諏訪大社の
「御柱祭」にあわせ、「鳥影社」か
ら発行されました。
信州諏訪の「風の神様」から聞いた話。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
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今回、「竜神になった三郎」の続編
として、童話集「竜の姿をみた少女」
が、「鳥影社」から発行されます。
12月12日頃、発売の予定。
この本も、ぜひ読んでいただきたいと
思います。