女神さまからのおくりもの25
「おらも、おじょうさまのこと、
妹だと思っている。
いや、それ以上かな」
清太は、心の中でそっとつぶや
きました。
「さあ、おじょうさま。出発し
よう」
馬小屋へついた時、清太がうれ
しそうにいいました。
「清太さん。きよってよんで」
「おらが、おじょうさまのことを、
きよちゃんってよんでいいの」
「いいわ、清太さん。二人だけの
時は、きよってよんでね」
「じゃあ、これからは・・・きよ
ちゃんって・・・よぶね」
清太が、はずかしそうにいいま
した。
つづく
前回の分はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20101024#p1
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