女神さまからのおくりもの


   女神さまからのおくりもの12


「おらの名は、清太。 十二才。 諏訪
からきました。 おじょうさま、よろし
くお願いします」
「清太には、白駒の世話をしてもらおう
と思っている」



「清太さんが、白駒の世話をしてくれる
のね。 やさしそうな人でよかった。
とうちゃんも私も、白駒が大好き。 清
太さん、ほかの馬もよろしくね」
きよが、にっこり笑いながらいいました。
やさしい笑顔でした。



「清太さん。もう白駒に会ったの」
「はい。今、会ってきました。 白駒は、
雪のように白い美しい馬ですね。 それ
に、やさしい目をしている。 あんな
すてきな馬の世話ができるなんて、おれ
幸せです」
清太は、白駒が気にいったようでした。
 


     つづく


この童話の挿絵を募集しています。
挿絵を描いてくださるかたは、「鳥影社」まで。


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