2013-02-22 沼河比売物語 童話 沼河比売物語 1 越の国奴奈川に、美しい翡翠の勾玉を 持っている巫女がいました。 巫女の名は、沼河比売。 翡翠の女神とよばれています。 沼河比売は、日本海に栄えた越(高志) 王国の海神・神意支都久辰為命(おき つくしいのみこと)の孫娘。 父は、俾都久辰為命(へつくしいのみ こと)。 沼河比売は、近くの川で拾った硬玉を 加工し、勾玉などの宝石を作る玉造り 集団の長でした。 美しいうえに、賢い女性だったので、多 くの人々に慕われていました。 つづく