古代出雲の王 大国主命


    沼河比売 12


そして、私の手をしっかりにぎって
ください。
玉のような私の手を枕にして、足を
のばしゆっくり休んでいただきまし
ょう。
だから、むやみにこいこがれますな。
八千矛神へ。



二人は、その夜は会いませんでした。
次の日の夜。
二人は会い、結婚しました。



その後。
二人は、しばらく沼河比売が住んで
いる里で暮らしました。


    つづく