古代出雲の王 大国主命


   沼河比売 15


大国主命は、身能輪山の宮殿で、
沼河比売建御名方神と三人で、
幸せに暮らしました。



ところが、ある日。
出雲から、大国主命の父神がなく
なったという知らせが届きました。
大国主命は、越の長たちに、建御
名方神の後見を頼み、出雲へ帰る
ことにしました。



「一緒に出雲へいってほしい」と、
沼河比売にお願いしましたが、「出
雲へは行きません」と拒否されてし
まいました。


     つづく