古事記神話「古事記物語」


  天照大御神須佐之男命 8


その後。
須佐之男命のいたずらは、だんだ
んにひどくなっていきました。



ある日。
天照大御神が、はた織り小屋で女
神たちに布を織らせていた時。
須佐之男命は天井に穴を開け、皮
をはいだ斑入りの馬を、その穴か
ら落しました。



はたを織っていた女神がびっくり
して、横糸を通す道具で下腹をつ
き死んでしまいました。
その様子をみた天照大御神はこわ
くなり、天の岩屋の戸を開け、中
に閉じこもってしまいました。


       つづく