古事記神話「古事記物語」


   大国主命


   沼河比売 13


しばらくして、建御名方神(たけ
みなかたのかみ)が生まれました。
後に、諏訪の祭神になるかたです。



建御名方神が生まれた時、近くの
山から、たくさんの小鳥・雉・鹿・
熊などが集まってきて、建御名方
命の誕生を祝いました。
日本海からは、建御名方命の誕生
を祝うかのように、おだやかな気
持のいい風が吹いたそうです。



大国主命は、身能輪山の宮殿で、沼
河比売と建御名方神と三人で、幸せ
に暮らしました。


      つづく