古事記神話「古事記物語」


    大国主命


    沼河比売 14


ところが、ある日。
出雲から、大国主命の父神がなく
なったという知らせが届きました。
大国主命は、越の長たちに、建御
名方神の後見を頼み、出雲へ帰る
ことにしました。



「一緒に出雲へいってほしい」と、
沼河比売にお願いしましたが、「出
雲へは行きません」と拒否されて
しまいました。



出雲には、須勢理比売(すせりひめ)
やイナダヒメなど、おおおぜいの妃
がいます。
中でも、本妻の須勢理比売のやきも
ちは有名でした。


      つづく