ふしぎな鈴


  ふしぎなリュック 5


「何の音だろう?」
かなは音のする方をみました。
小さな鳥が、桃の枝にとまってい
ました。
「初めてみる鳥だけれど、なんと
いう鳥だろうか」
かなは、その鳥をじっとみていま
した。



すると、古杉先生がやってきました。
「かな、何をみているの?」
「先生、あの鳥はなんという名前?」
「ギィーギィーって、鳴いていただろ。
あれはね、こげらという鳥だよ。きつ
つきの仲間だよ」
先生は、こげらのことをいろいろ教え
てくれました。
こげらはこつこつと木の枝をつついて
います。


        つづく