2017-01-29 福寿草になった少女 童話 福寿草になった少女 17 「黄金色の花、黄金色の花。黄金 色の花がみたいなぁ」 そういいながら、福は細い急な道 を、どんどん登って行きました。 やっと、守屋山につきました。 何かにとりつかれたように、福は あてもなく山の中を歩きまわりま した。 黄金色の花といっても、どんな形 をしているのか、どれくらいの大 きさなのか、福には何もわかりま せん。 つづく