2017-02-04 福寿草になった少女 童話 福寿草になった少女 23 長者は、明神さまに、心からわび ました。 長者は、たくさんの宝物を、使用 人や村の人々に、おしげもなくわ け与えました。 大切なこどもをなくしてしまった 長者には、宝物などもう何の価値 もなかったのです。 長者は、福がたおれていた場所に も、たくさんの小判を埋めました。 その後、長者はこじんまりした家 をたて、福をしのびながら、夫婦 二人だけで、ひっそりと暮らしま した。 つづく