竹取物語


大伴御行大納言と龍の頸の玉 9


大納言は、二人の家来と船に乗っ
て、龍の頸の玉を探しに行きました。
あちらこちらの海をまわるうちに、
筑紫の海にたどりつきました。



ところが・・・。
どうしたことか、疾風が吹き出し
あたり一面、真っ暗に。
どこにいるのかもわからず、何度
も船が沈みそうになりました。
その上、雷もごろごろとなりだし、
ぴかっと稲光も。


         つづく