竹取物語


帝のお召しに応じないかぐや姫 14



帝は、御殿に帰り、そばに仕えて
いる女性をみたが、かぐや姫のよ
うに美しく、素晴らしい歌を詠む
人はいません。
今までは、他の人よりは素晴らし
いと思っていた女性さえ、かぐや
姫と比べるとみおとりがしました。



帝は、かぐや姫のことが気になり、
一人で暮らしています。
仕えている女性の所も、帝は行く
気がないようでした。
帝は、かぐや姫に、何度も手紙を
書きました。



        つづく