2017-06-02 竹取物語 童話 帝、かぐや姫の昇天を確かめる 6 「じいは、迎えにきた人を、長い 爪で目の玉をつぶし、髪をつか んでつき落してやる。そして、尻 をまくって、帝の兵士たちにみせ、 はじをかかせてやる」 「じい、そんな大きな声を出さな いでください。屋根の上にいる兵 士たちに聞かれたらはずかしいで すよ。大切に育てていただいたの に、月に帰ってしまうことは、ほん とうに残念です。前世からの宿縁 がなかったために、まもなく月に 帰らなくてはならなりません。 つづく