竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 12


第一章 貴公子たちの求婚 6


月日がどんどんすぎていきます。
五人は、家に帰っても、物思い
にふけり、かぐや姫への思いを
絶ち切ることができません。 
五人は、「そうはいっても、最後
にはかぐや姫に会えるだろう」と、
期待していたのです。


そして、かぐや姫に対する切実
な心をみせつけようと、家のまわ
りをぐるぐる歩きまわりました。
そんな男たちの様子をみて、お
じいさんがいいました。


      つづく