女神さまからのおくりもの


   諏訪からきた少年 4


実の兄弟のように育ったふくの
死は、清太にとって忘れること
のできない悲しい辛い思い出で
した。



「ふくちゃんにそっくりな少女が、
目の前にいる」
清太は、夢をみているのではな
いかと思いました。



年の近い二人は、すぐ仲良しに
なりました。
きよは、白駒の様子をみに、毎
日馬小屋へやってきます。
そして、馬の世話をしている清
太のそばで、楽しそうにおしゃ
べりをしていきました。


         つづく