携帯電話


家にいる私には、携帯電話は必要ない。
じゃあ、なぜ持っているの?




五年位前、薬屋で商品を買ったら、携帯
電話があたった。 自分がほしいと思っ
て、買ったものではない。
義母や実妹が具合が悪かった時は、病院
との緊急連絡用に使用していた。




しかし、今は病人もいないし、私も余り
外出しないので、携帯電話は必要ない。
昨年の七月、携帯電話を解約しようかど
うか迷っていた。




ちょうどその頃、300万画素のカメラ
のついた携帯が発売された。そのカメラ
につられ、私は電話を解約しなかった。




カメラは、期待したほどはきれいにはと
れない。 印刷するといまいちだが、画
面をみているだけなら、きれいにみえる。




今度の携帯電話は、メールもできる。
・・・といっても、もうすぐ62才になる
おばあさんでは、携帯でメールのやりとり
をする人もいない。




友だちは、携帯を持っていない人がおおい。 
たとえ持っていても、メールの機能がつい
ていない携帯だったり、メールを書くより
話したほうが良いという人がほとんど。
そんなわけで、花の写真をとる以外使い道
のない電話だ。




そんな私だが、ただ一人、携帯電話でメ
ールのやりとりをしている人がいる。
26才の甥。 大学生の時は、パソコンで
メールのやりとりをしていた。
就職してからは、携帯電話でのメールが主
だ。 私も、この頃は携帯でメールをする
ことが多くなった。




毎月の電話料は、2709円。
もともと電話が大嫌いな私なので、無料
で使用できる600円すら使っていない。
何のために携帯電話を持っているのかな?