2014-05-08 古代出雲の王 大国主命 童話 大国主命の試練 15 命は、その音で目をさましました。 髪の毛がたる木にしばりつけてあ ったので、大力の命が立ちあがると、 その部屋は「めりめりっ」と大き な音をたてつぶれてしまいました。 「おのれ、小僧めっ」 命はひどく怒り、髪の毛を一束ずつ といていきます。 その間に、大国主命は、須勢理比売 を背負って、どんどん逃げました。 しばらくすると、命が黄泉比良坂 (よもつひらさか)まで追いかけて きました。 つづく