2014-05-12 古代出雲の王 大国主命 童話 少名毘古那 1 ある日。 大国主命が、出雲の御大の岬に立 っていると、はるかむこうに小さ な舟がみえました。 舟は、どんどんこちらへ近づいて きます。 舟にのっているのは、小さな神様 とおともたち。 ガガイモの細長い実を割って作っ た、小さな舟でした。 小さな神様は、鵝(かり)の皮を はいで作った衣を着ています。 「どなたかな」 大国主命が、小さな神様にたずねました。 つづく