2015-06-17 古事記神話「古事記物語」 童話 八岐大蛇(やまたのおろち)2 中へ入ると、老夫婦が娘を囲み 泣いています。 「おまえたちは、何者じゃ」 「わしは、国津神・大山津見の 子で、足名椎(あしなづち)。 妻は、手名椎(てなづち)。 娘は、櫛名田比売(くしなだひ め)といいます」 「なぜ泣いているのだ」 「わしには、娘が八人いました。 毎年、八岐大蛇がやってきて、七 人の娘を食べてしまいました。 もうすぐ八岐大蛇がやってきます。 この娘が、八岐大蛇に食べられて しまうかと思うと悲しくて・・・」 つづく