古事記神話「古事記物語」


 八岐大蛇(やまたのおろち)9


尾を切り刻んでいた時、「かちん」
という音がして、剣の先が欠けて
しまいました。
「何にあたったのだろう」
命が尾を切り開いてみると、立派
な太刀が出てきました。



後日。
命は、その太刀を、天照大御神
献上しました。
その太刀が、日本武命が火ぜめに
あった時、草をなぎはらったという
「草薙の剣」なのです。



八岐大蛇を退治した命は、櫛になっ
ている櫛名田比売を、元の姿に戻し
ました。


      つづく