2015-08-29 古事記神話「古事記物語」 童話 大国主命 やきもちをやく須勢理比売 6 綾織りの帳がひらりとたれている 下で、カラムシの寝具の柔らかな 下で、タクの寝具のざわざわ鳴る 下で、淡雪のような私の白い胸を やさしくだいてください。 そして、私の手を枕にして、ゆっく り足をのばしておやすみください。 さあ、お酒を飲んでくださいな。 こんな意味の歌を詠むと、二人は 杯をかわし、夫婦のちぎりをかた めました。 その後。 大国主命と須勢理比売は、今も出雲 の国で仲良く暮らしています。 つづく