ふしぎな鈴


 校長先生と桜の鈴 6


「私はどこかでこの鈴の音を聞い
たことがある。どこで聞いたのだ
ろうか?」
しかし、どこで聞いたのか、校長
先生には思い出せませんでした。



「リーン・リーン・コロンころん」
「リーン・リーン・コロンころん」
何度も鈴の音を聞いているうちに、
校長先生の頭の中に、遠い昔のある
光景が、ぼんやり浮かんできました。


      つづく