2016-08-04 ふしぎな鈴 童話 お月さまの耳かざり 5 「誰だろう?」 あたりをみまわしましたが、誰も いません。 空をみあげると、お月さまがにっ こり笑っていました。 「あっ!」 かなが大声でさけんだ時、お月さま の耳についていた星が、するすると おりてきました。 そして、かなの耳に、ぴたっとつき ました。 「なんてすてきな耳かざりだろう。 うれしいなぁ。お月さま、どうもあ りがとう」 お月さまにむかって、かなは何度も お礼をいいました。 つづく