2021-06-24 お月さまの耳かざり 童話 [童話]お月さまの耳かざり お月さまの耳かざり 5 「誰だろう」 あたりをみまわしましたが、誰もいません。 空をみあげると、お月さまがにっこり笑っていました。 「あっ」 お月さまの耳についていた星が、かなの耳をめがけ て、するするっとおりてきました。 そして、かなの耳にぴたっとつきました。 「なんてすてきな耳かざりだろう。うれしいなぁ。お月 さま、ありがとうございました」 かなは、何度もお礼をいいました。 かなとりゅうは、いそいで家に帰りました。 つづく