竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 42


第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝
17


皇子は、おじいさんの歌を聞き、
歌を返しました。


我が袂今日かわければわびしさの
千種の数もわすられぬべし


二人が話をしていると、金工が
六人、庭へやってきました。
そして、一人が、文ばさみに文
をはさんで訴えました。


       つづく