プロローグ 4
「それはわからぬ。会えるかも
しれないし、会えないかもしれ
ない。・・・というのは、あちらの
国へ行く時、すべての記憶が消
されてしまうからじゃ。
だから、きよに会っても、妻だ
ったということがわからない。
でも、きよと清太は、ほんとう
に仲のいい夫婦。きよに会え
ば、どこかで会ったことがある
ような、なつかしい気はするだ
ろう」
「両親になる人は?」
「清太に限らず、どの人も自分
の魂と同じ人を選らび、こども
にしてもらうのじゃ」
つづく
プロローグ 4
「それはわからぬ。会えるかも
しれないし、会えないかもしれ
ない。・・・というのは、あちらの
国へ行く時、すべての記憶が消
されてしまうからじゃ。
だから、きよに会っても、妻だ
ったということがわからない。
でも、きよと清太は、ほんとう
に仲のいい夫婦。きよに会え
ば、どこかで会ったことがある
ような、なつかしい気はするだ
ろう」
「両親になる人は?」
「清太に限らず、どの人も自分
の魂と同じ人を選らび、こども
にしてもらうのじゃ」
つづく