竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 103


第八章 帝のお召しに応じないかぐや姫 6


「娘は、宮仕えをする気はあり
ません。ですが、もう一度、帝
のお召しを受けるように、娘を
説得してみます」


「翁が育てたのに、なぜ思うよ
うにならないのじゃ。かぐや姫
を献上すれば、翁に五位の位を
あげよう」
おじいさんは、帝の言葉を聞き、
喜んで家に帰りました。


      つづく