竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 102


第八章 帝のお召しに応じないかぐや姫 5


その時は、かぐや姫のことをあき
らめた帝でしたが、帝はかぐや姫
のことを忘れることができません
でした。
帝は、竹取りのおじいさんを呼び
だし、命令しました。


「娘のかぐや姫を献上せよ。とて
も美しい姫だと聞き使いをやった
のに、その甲斐もなくかぐや姫
ことわられてしまった。このまま
では、私の気持がおさまらない」


      つづく