竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 101


第八章 帝のお召しに応じないかぐや姫 4


そのことばを聞いたかぐや姫は、
「私が、帝の命令にそむいたとい
うのなら、私を殺していただいて
けっこうです」といいました。


使者の房子は、内裏へ帰り、かぐ
や姫のことばを帝に伝えました。
すると、帝が、
「それが、おおぜいの男の心を乱
してきたかぐや姫のことばなのだ
ろうね」といいました。


      つづく