竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 111


第八章 帝のお召しに応じないかぐや姫 14


帝は、かぐや姫の歌を詠み、すば
らしい歌だと思いました。
帝は、御殿に帰りたくなかったが、
ここで夜を明かすわけにはいかな
いので、しかたがなく御殿へ帰り
ました。


帝は、御殿に帰り、そばに仕えて
いる女性をみたが、かぐや姫のよ
うに美しく、素晴らしい歌を詠む
人はいません。
今までは、他の人よりは素晴らし
いと思っていた女性さえ、かぐや
姫と比べるとみおとりがしました。


       つづく