昨夜、NHK教育テレビで、「いま、認
知症の私が伝えたいこと」という番組を
やっていました。みましたか。
午後七時から三時間の生放送でした。
認知症の本人(初期症状のかた)が出演し、
自分の気持を語っていました。
いろいろ考えさせられました。
記憶が抜け落ち、寝たきりにな
っても、感情や自尊心は保たれ
ていること。
本人の「心」は、生きつづけて
いること。
私のみじかにも、「認知症ではないのか?」
と思った人もいました。
若い時の、うれしかったことなどはおぼえ
ているのに、三十分前のことはおぼえてい
なかったり。
いつも世話をしてくれる人の顔はおぼえて
いるが、自分のこどもの顔はあやふやだっ
たり・・・。
はっきり「認知症」と診断されていない人
も、多いのではないか・・・と思います。
まわりにいる人も辛いけれど、本人が一番
辛いのではないでしょうか。
他人事ではないなと、思いました。