ライオンめざめる




ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))

ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))




「ライオンめざめる」は、みほようこの四冊目の
童話集。
信州諏訪の風の神様から聞いたお話をまとめたも
の。風の神様からのおくりものシリーズ4。



「ライオンめざめる」は、今年十月、「鳥影社」
から発行されました。
挿絵は、前回と同じ長野ひろかず先生。
すてきな挿絵です。



全国の公立図書館などで、ぜひ「ライオンめざめ
る」の本を読んでいただきたいと思います。
すでにいくつかの図書館で本を買っていただくこ
とができました。ありがとうございました。



 「ライオンめざめる」あとがきより


      前略


今日は、霧ケ峰高原を訪れた時に、風の神様から聞
いた三つのお話を紹介したいと思います。


一つ目のお話は、霧ケ峰高原のふもとに住んでいる、
松虫草の花が好きな少女のお話。



かなは、七才の誕生日に、おとうさんからライオン
のロケットをプレゼントされました。
ところが、そのロケットが「うーん、うーん」とう
なるのです。
かなは、ライオンの声を聞くことができたでしょう
か。そして、ライオンは、西の国へ帰ることができ
るでしょうか。



二つ目のお話は、スキー大会の会場をつくるために
きりたおされた、志賀高原の樹令200年の楓のお
話。
一人の若者が、そのきりたおされた楓の木で、「コ
カリナ」とよばれるすてきな笛をつくりました。
どんな音色のする笛ができたのでしょうか。



三つ目は、霧ケ峰高原の八島湿原に咲いているかきつ
ばたのお話。
ある日、女神のかきつばたは、霧ケ峰高原へきすげの
花をとりに行きました。そして、ふもとの少年・山
彦と出会います。
さて、二人は・・・?

 
     後略