竜の姿をみた少女13
「一番仲がよかった友だち。
友だちはね、しらかば湖に竜がい
るといいねといっていたのに、い
つのまにか竜なんていないという
ようになったの。
あんなに楽しそうに、竜の話をし
ていたのに・・・。なぜだろう」
「友だちは、なぜ気持がかわった
のかな」
「みんなにいじめられたみたい。
竜なんて、この世にいるはずない
って。
そんなことを信じているなんて、
馬鹿じゃないかっていわれたらし
いわ」
「そうか。友だちにいじめられた
のか。
竜など、だれもみたことがないか
ら、竜がいるなんて信じることが
できないのだろうね」
おじいさんは、なぜかさみしそう
な顔でいいました。
つづく
昨日の分は、こちら
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初めて読んでくださったかたへ
竜の姿をみた少女1
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童話「竜の姿をみた少女」は、童話
「竜神になった三郎」の続編。
童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神
になった三郎」に収録されています。
童話「竜神になった三郎」
http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html
童話集「竜神になった三郎」の紹介
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html
http://www.bk1.co.jp/product/2434727