風の神様からのおくりもの 23
一年がすぎました。
まゆと同じころ生まれたこどもは、
どの子もつかまりだちができました。
発育の良いこどもは、外を歩いてい
ます。
でも、まゆは、ぺたんとねているだ
けです。
ねがえりすらうてません。
おかあさんは、よそのこどもをみる
たびに、胸がちくりと痛みます。
そんなある日。
「この家の子ね、まゆちゃんていう
んだけれど、一年たってもまだねが
えりができないんだって。 ぺたん
とねているだけだって」
つづく
風の神様からのおくりもの 23
一年がすぎました。
まゆと同じころ生まれたこどもは、
どの子もつかまりだちができました。
発育の良いこどもは、外を歩いてい
ます。
でも、まゆは、ぺたんとねているだ
けです。
ねがえりすらうてません。
おかあさんは、よそのこどもをみる
たびに、胸がちくりと痛みます。
そんなある日。
「この家の子ね、まゆちゃんていう
んだけれど、一年たってもまだねが
えりができないんだって。 ぺたん
とねているだけだって」
つづく