風の神様からのおくりもの 30
「まゆ、おめでとう。 やっと歩け
るようになったね。 本当によかっ
たのー。 わしも毎日まゆのことを
心配していたぞ。
まゆ、やさしいおかあさんのもとに
生まれてよかったのー。 大きくな
ったら、おかあさんのように心のや
さしい人になるのじゃよ」
おごそかだが温かな声が、守屋山の
方から聞こえてきました。
おかあさんにはわかりました。
まゆに黄金色のまゆ玉をくださった
のは、守屋山に住んでおられる風の
神様だったのだと。
つづく
風の神様からのおくりもの 30
「まゆ、おめでとう。 やっと歩け
るようになったね。 本当によかっ
たのー。 わしも毎日まゆのことを
心配していたぞ。
まゆ、やさしいおかあさんのもとに
生まれてよかったのー。 大きくな
ったら、おかあさんのように心のや
さしい人になるのじゃよ」
おごそかだが温かな声が、守屋山の
方から聞こえてきました。
おかあさんにはわかりました。
まゆに黄金色のまゆ玉をくださった
のは、守屋山に住んでおられる風の
神様だったのだと。
つづく