2016-07-19 ふしぎな鈴 童話 朝顔のエスカレーター 16 「おとうさんではないだろうか」 丘の上で手をふっていた人も、か けおりてきました。 やはりかなのおとうさんでした。 「とうちゃーん」 かなは、おとうさんの大きな胸の 中に、とびこみました。 大好きなおとうさんのにおいが、 ぷーんとしました。 「かなー」 おとうさんも、かなをしっかりだ きしめました。 雪をみているうちに、かなはこた つの中でうとうととねむってしま ったのでしょうか。 つづく