2016-08-01 ふしぎな鈴 童話 お月さまの耳かざり 2 雲ひとつない真っ青な西の空が、だ んだんにうすいクリーム色に変わっ てきました。 かなとりゅうは、たちどまって西の 空をじっとみていました。 すると、空の色がうすい橙色から、 濃い橙色になりました。 「なんてきれいだろう」 みていると、もっと美しいあかね色 になりました。 どのくらいの時間がすぎたのでしょ うか。 気がつくと、あたりはうす暗くなっ ていました。 うす暗くなった道を、かなとりゅう は、家にいそぎました。 つづく