2017-01-19 福寿草になった少女 童話 福寿草になった少女 7 長者が守り袋をとりあげると、「リ ーン・リーン」と、良い音がしました。 袋の中には、鈴が入っているようです。 女の子のおかあさんが、お守りのつも りで、鈴をおいていったのでしょうか。 長者が袋をあけてみると、中には黄金 色の鈴が入っていました。 「おや? 鈴に紋がついている。この 紋はたしか・・・梶の紋。梶の紋といえ ば、明神さまの紋じゃが。この子は明 神さまに関係ある人のこどもなのじゃ ろか」 つづく