2017-01-18 福寿草になった少女 童話 福寿草になった少女 6 「だんなさま、門の所に赤ちゃんが・・・ 赤ちゃんが捨てられています」 「何?赤ちゃんが捨てられていると・・・」 「はい、赤ちゃんが捨てられてい ます」 長者と妻は、門の方へ走って行き ました。 門のそばには、桃色の布で包まれた 赤ちゃんが、捨てられていました。 白い産着をきた、生後一ヶ月くらい の女の子でした。 「この子のこと、どうかよろしくお 願いします」 そう書かれた手紙と守り袋が、女の 子のそばに置いてありました。 つづく