竹取物語


帝、不死の薬を高い山で焼く 2


中将は、翁の家に派遣された二千
人を引き連れ、御殿に帰りました。
そして、月の都の人たちと戦った
が、かぐや姫をひきとめることが
できなかったとを、帝に報告しま
した。
そして、不死の薬が入っている壺
と、かぐや姫の手紙を、帝に渡し
ました。



帝は、かぐや姫の手紙をみて、悲
しみのあまり何も口にしなくなり
ました。
「天に一番高い山は、どの山じゃ」
帝は、大臣たちに聞きました。


         つづく