2019-01-29 竹取物語 童話 [童話]竹取物語 竹取物語 120 第九章 帝、かぐや姫の昇天を確かめる 1 「かぐや姫が、月に帰る」といううわさ を聞いた帝は、竹取りのおじいさんの家 へ使者を送りました。 おじいさんは、使者に会い、「娘は、八 月十五日に、月へ帰ってしまいます」と いい、泣いています。 おじいさんは、姫のことを心配するあま り、髪が白くなり、腰も曲がり、泣くた めに目もただれています。 姫と別れるのが辛く、おじいさんはあっ という間に老けてしまったのです。 つづく