2019-12-22 赤い夕顔の花 童話 [童話]赤い夕顔の花 赤い夕顔の花 18 消しても、消しても、次から次へと火の手が あがります。 城の中は、火の海でした。 城内には、煙がもうもうとたちこめています。 家臣たちは、戦うすべもなく、安全な場所を さがし、城内をあちこち逃げまわりました。 これ以上、城内にいると危険です。 全員焼け死んでしまいます。 盛永は、城を脱出する決心をしました。 「みなのもの、城から脱出じゃ。急いで用意 をせよ」 盛永が、家臣たちにつげました。 つづく