ライオンめざめる14
かなとりゅうと神さまは、ライオンの背中
に乗りました。
「さあ、出発するぞぅ」
「うおー」
ライオンは高くほえると、空高くまいあが
りました。
かなの家が、かなが住んでいる高原が、だ
んだんに小さくなり、とうとう見えなくな
ってしまいました。
かなたちは、いくつもの山、いくつもの海
をこえて、西へ西へととんで行きます。
おわり
童話「ライオンめざめる」は、みほようこ
の四冊目の童話集「ライオンめざめる」に
収録されています。
童話集「ライオンめざめる」は、昨年十月、
「鳥影社」から発行されました。
信州の霧ケ峰高原を訪れた時に、「風の神様」
から聞いたお話。
http://www.bk1.jp/product/02719469
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31785511