星のメール6
しかし、どう思っても、目の見え
ない少年には、星は見えません。
「何か良い方法はないかしら?
こんな美しい星を見たら、少年は
驚くだろうな」
少女は、そっとつぶやきました。
すると・・・。
どこからか声が聞こえてきました。
「少女よ、私がお手伝いしてあげ
よう」
少女は、あたりをみまわしました。
しかし、誰もいません。
少女は、もう一度空をみあげまし
た。
そういえば、今夜のオリオン座は、
なんとなく変でした。
いつもと形がちがっています。
つづく
昨日の分は、こちら。