ふしぎな鈴


    ふしぎな鈴1


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081110#p1



   「ふしぎな鈴」より


おとうさんがなくなった夜のこと
です。
「リーン・リーン・コロンころん」
「リーン・リーン・コロンころん」
誰が鈴をふっているのでしょうか。
どこからか鈴の音が聞こえてきま
した。



まっくらな部屋の中で、柱時計の
上だけが、明るくきらきらと輝い
ています。
よく見ると、黄金色の鳥が、柱時
計の上にとまっています。
見たことのない、美しい鳥でした。



「かなさん、私は遠い国から、あ
なたのおとうさんを迎えにきました。
これから、おとうさんは遠い国へ
旅立ちます。
おとうさんは、あちらの国で、か
なさんとおかあさんのことを、ず
っと見守っていますからね。



では、これから出発します。
かなさん、おかあさんのことを、た
のみますよ」
そういうと、黄金色の鳥は、おとう
さんを背中にのせて、どこかへとん
でいってしまいました。
それはあっという間の出来事でした。



「ふしぎな鈴」は、みほようこ
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。









リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。



http://www.bk1.jp/product/02593627



http://item.rakuten.co.jp/book/3642061/



「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
    
   送料は無料です。


http://www.choeisha.com/





ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

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