女神さまからのおくりもの


  女神さまからのおくりもの33


その後。
きよと清太は、白駒の背にのり、
八ヶ岳のふもとの高原へ花をみ
に行きました。



春は、座禅草やすみれを。
初夏には、れんげつつじを。
真夏には、日光きすげややなぎら
んを。
そして、秋には、すすきや松虫草
の花を。



こうして、きよと清太と白駒は、た
くさんの楽しい思い出を作ってい
ったのです。



第四章 ゆうすげの花咲く高原で



八年がすぎました。
清太は、二十才。
きよは、十七才になりました。
きよは、美しい娘に成長しました。


            つづく



    前回の分はこちら。
   

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    初めて読んでくださったかたへ


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